過日1月23日、群馬県草津町にある草津白根山が水蒸気噴火を起こしました。
噴火の影響で、近くのスキー場では雪崩が発生。
スキー客と近くで演習を行っていた自衛隊員の方が巻き込まれました。
噴石の直撃を受け、自衛隊員の方1名が亡くなられてしまいました…ご冥福をお祈りします。
この記事では今回の噴火の状況と、入山規制による影響に目を向けていきたいと思います。
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今回の噴火状況
噴火口は鏡池であったようです。
鏡池は過去3000年に渡って噴火が見られなかった為、警戒が緩かった。
観光名所としても知られている湯釜ではなかった模様です。
草津白根山の前回の噴火が25年前の1983年。
昨年6月からは、噴火警戒レベルが5段階中1に引き下げられ、湯釜の観光も可能となっていました。
噴火警戒レベルとは?
気象庁が活火山毎に定めた避難・警戒のレベル設定の名称。
草津白根山の場合、以下のようになっています。
レベル1: 活火山であることに留意
湯釜火口から500m以内の立ち入りを規制。
活動状況によって登山道の規制解除も。
レベル2: 火口周辺規制
湯釜火口から半径1kmの立ち入り規制。
レベル3: 入山規制
湯釜火口から半径2kmの立ち入り規制。
現在のレベルはこれですね。
レベル4: 避難準備
警戒が必要な居住地域からの避難、立ち入り規制。
レベル5: 避難
危険な居住地域からの避難、立ち入り規制。
鏡池は湯釜から2キロ以上離れていますから、それに即した規制になっているのでしょうか。
最も、ここまで被害が出ていて近付く方もいないとは思いますが。
入山規制の影響
この噴火を受け、観光に影響が及びそうです。
草津町の一大観光スポット、草津温泉。
噴火口の鏡池からは7キロ離れていますが、旅館などには問い合わせの電話が殺到しているそう。
さすがに心配になりますよね…
しかし、今回の入山規制は火口から2km圏内。
草津温泉までは噴石も火山灰も届いておらず影響はないとのこと。
出来ることなら温泉を楽しんでもらいたいですね。
町としても風評で客足が遠のいてしまうのは避けたいでしょうから。
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まとめ
本白根山が噴火。
怪我をされた方や亡くなられた方にお見舞い・お悔やみ申し上げると共に、今後の動向に注意を払っていきたいですね。
今回はまさかの噴火、想定外のこともあると肝に銘じて備えておきましょう。